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決算を終えると、取引金融機関へ決算説明を行う会社も多いのではないでしょうか。
金融機関に提供する資料というと、決算書や試算表、資金繰り表など、「過去と現在」の数字を示す資料を思い浮かべる経営者も多いと思います。
しかし、金融機関が融資を判断するうえでは、これらの資料だけではなく、「これから会社がどうなっていくのか」という未来を示す経営計画(利益計画)も重要な判断材料となります。
今回は、経営計画が金融機関の融資判断にどのような影響を与えるか、そして融資判断に活かされる経営計画を作成する際のポイントについて解説します。
《目次》
1.経営計画は「会社の未来」を金融機関に伝える資料
2.金融機関が経営計画で確認するポイント
3.経営計画の提出が融資判断にプラスになる理由
4.経営計画を経営判断に活用する
5.経営計画の作成から金融機関への説明までサポート
6.まとめ
決算書は、過去1年間の会社の業績を示す資料です。
一方で、経営計画は、これから1年間、あるいは3年・5年先に向けて、会社がどのように事業を目指していくのかを示す資料です。
金融機関にとって融資は、単に「現在の業績が良いか」だけで判断するものではありません。
『これからの事業がどのように推移し、借入金をどのように返済していくか』
という将来の見通しも重要になります。
そのため、決算説明を終えたタイミングで、今期の利益計画や事業計画を金融機関に提示することは、自社の将来性や返済能力を理解してもらううえで有効な方法の一つです。
中長期計画が理想ですが、まずは向こう1年間の利益計画から作成することも有効です。
経営計画を作成する際には、特に次の2点が重要です。
①実現可能な数字になっていること
単に、「売上を大幅に増やす」「利益を〇〇万円にする」といった目標だけでは、金融機関に説得力のある計画として受け止めてもらうことは難しくなります。
過去の実績や現在の受注状況、取引先の状況、市場環境などを踏まえ、なぜその売上・利益を実現できるのかを説明できる数字にすることが大切です。
②具体的な行動計画があること
利益計画の数字だけではなく、
✅新規顧客をどのように獲得するのか
✅既存顧客との取引をどのように拡大するのか
✅原価や経費をどのように管理するのか
✅新たな設備投資を行い、どのような効果を見込むのか
など、計画を実現するための具体的な行動を示すことも重要です。
金融機関が確認したいのは、単なる「希望」ではなく、その数字を実現するために経営者が何を考え、どのように行動するのかということです。
経営計画を作成し、自発的に金融機関へ説明している中小企業は、決して多くありません。
だからこそ、経営計画を継続的に作成し、金融機関と共有することには意味があります。
例えば、
✅将来のビジョンを持って経営を行っている
✅数字を意識して経営管理を行っている
✅事業の課題やリスクを把握している
✅計画と実績を比較しながら経営を行っている
といった経営姿勢を金融機関に伝えることができます。
特に重要なことは、「計画を作って終わり」にしないことです。
実際の業績と計画を定期的に比較し、差異があればその理由を分析し、必要に応じて計画を見直す。
こうした経営管理を継続することで、金融機関に対しても「自社の数字を把握し、先を見据えて経営している会社」という印象を与えやすくなります。
経営計画は、金融機関から融資を受けるためだけに作るものではありません。
経営計画を作成することで、
✅今期はどれくらい売上を上げればよいのか
✅どの程度の利益を確保する必要があるのか
✅現在の資金繰りに問題はないか
✅今後、どのタイミングで資金が必要になるのか
といった経営上の課題を、具体的な数字で把握することができます。
また、将来の資金需要を事前に把握しておけば、必要な資金をどのように調達するのか、早い段階から検討することができます。
そのため、融資が必要になってから急いで計画を作るのではなく、融資の必要性がない段階から経営計画を作成し、金融機関とも共有しておくことが、将来の資金調達を円滑に進めるうえで有効です。
金融機関から融資を受ける際には、決算書の内容だけでなく、会社の現状や今後の事業計画、資金使途、返済の見通しなどを分かりやすく説明することが重要です。
当事務所では、経営者の方から現在の事業状況や今後の方針をお聞きしたうえで、利益計画や資金繰り計画の作成、金融機関への説明資料の準備など、融資に向けたサポートを行っています。
「融資を受けられるか不安」という場合だけでなく、
✅今後の設備投資に向けて資金調達を検討している
✅金融機関から事業計画の提出を求められている
✅自社の利益計画や資金繰りを整理したい
✅金融機関に自社の将来性を適切に伝えたい
といった場合にも、ぜひご相談ください。
経営計画は、単に融資を受けるための資料ではありません。
自社の未来を数字で整理し、その未来を金融機関と共有するための重要な経営ツールです。
決算説明を終えた時期にこそ、過去の決算数字だけではなく、これからの経営についても金融機関と共有してみてはいかがでしょうか。
経営計画は、融資を受けるためだけの資料ではなく、自社の将来を数字で整理し、今後の経営方針を明確にするための重要なツールです。
決算書が「これまでの経営」を示すものだとすれば、経営計画は「これからの経営」を示すものです。
経営計画の作成や資金繰り、金融機関への説明についてお悩みの際は、当事務所までお気軽にご相談ください。
事業資金や資金繰りに関するご相談に、融資・資金調達支援コンサルティング、キャッシュフローコーチ・コンサルティングの各サービスをご用意しております。
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